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及川智志候補の応援演説は凄い!!

2020.01.29

 

 全国8か所で日弁連の会長選挙の公聴会が開かれています。
 私も及川智志候補の応援のために仙台、大阪、香川で行われた公聴会に参加しました。
 私以外にも及川智志候補のために駆け付けた弁護士は多数います。
 及川候補の演説には毎回涙してしまうほど素晴らしいものです。
 でも、素晴らしいのは、及川候補の演説だけではありません。各地で開かれる応援演説がまた素晴らしい。
 先日(1/27)、私が聞いた鳥取弁護士会の大田原俊輔弁護士の応援演説も下記の通り、心揺さぶるものでした。心から及川候補を応援していることが伝わります。
                記

  私は、及川さんとは、日栄・商工ファンド対策全国弁護団で初めて知り合い、その後、多重債務問題で一緒に活動してきた仲間です。私よりも全国弁護団での活動は及川さんの方が早かったと思います。各地の弁護団会議で何回も話をしましたが、及川さんからは、弱い者を犠牲にして利益を上げようという商工ローン商法について絶対に許さないという信念を感じました。私は48期ですが、51期の及川さんとは期も近いこともあり、自分も地元鳥取で頑張らなくてはという元気を貰いました。

 及川さんとは、武富士の創業家に対する武富士顧客の集団訴訟でも合流しましたが、この裁判は中心になって旗振りをした及川さんがいなければ全国に波及することはなかったと思います。武富士を倒産させて多額の過払い金の支払を踏み倒しておきながら、役員として受け取った利益を保持させたままにすることは許されない、というのが私たちの共通の思いでした。最初から本当に勝てるのかと言われた訴訟であり、結果として勝てませんでした。しかし、おかしいと思うことを糺すために厳しい道のりをなんとか切り開いていこうとする及川さんの姿勢については、決して間違っていなかったと思います。

 及川さんは、今回、司法試験合格者1000人以下という政策を掲げて立候補しました。及川さんの政策要綱を見ていただけば分かりますが、今後の弁護士人口と日本の国民人口とを対比したシミュレーションの結論は明快です。このまま1500人の合格者数が続けば、2050年には弁護士1人あたりの国民人口は現在のほぼ半分まで減少するという予測のもと、弁護士という職業を守っていくためには直ちに合格者数を1000人以下にしなければならないというものです。
 これは、弁護士としての正義感から、実際に目の前で困っている人に手を差し伸べてきた及川さんだからこその、信念というべきものです。弁護士が本業で食べていけるようにならなければ、人権擁護活動を継続していくことはできないという非常に厳しい結論に辿り着いたからこその政策と考えます。私も及川さんも生活保護問題に取り組んできましたが、保護申請に同行して生活保護が通ったときにはほっとします。数年前に、及川さんは依頼者の笑顔を見たいから弁護士の仕事をしているという話を私にしたことがあります。私も同じ気持ちで仕事をしていると答えました。今後、このような仕事ができなくなるかも知れないという危惧感が及川さんの発想の根底にあると思います。

 日弁連は、人権擁護団体です。その意味では現場で泥臭く人権擁護活動を担ってきた人こそが会長にふさわしいと言えます。まさに及川さんが適任です。ご支持をよろしくお願いします。

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