最新情報詳細 一覧へ

< 一覧へ

ブログ「黒猫のつぶやき」に対する浜辺氏の反論(?)その2

2013.05.23

 

 以下も括弧内が浜辺氏の発言を引用した部分で、矢印以下が私の意見となります。

(引用はじめ) 
 「私がどういう気持ちでこの問題に取り組んでいるかは、早稲田大学での学部での授業やゼミとか、青学での授業ではそれなりに説明していますけれども、そこで強調しているのは、法科大学院で何が行われているかということです。」(引用終わり)

 →浜辺氏は、「どういう気持ちでこの問題にとりくんでいるか」ご自身の気持ちを学部での授業やゼミで話せば、他では説明しなくてよいと仰っているようですが、そうではないと思います。そもそも黒猫さんは、浜辺氏の気持ちを知りたいとは思っておられないと思います。にもかかわらず、『自分(浜辺氏)の気持ちを知りたければ、黒猫さんの方が自分の授業やゼミに参加するように』などと言われるのは、あまりにも不親切で非現実的です。誠実に議論する姿勢を疑われても仕方ないのではないでしょうか。

(引用はじめ)
 「そこでの実態を踏まえると、現在、法科大学院に来ている人たちは、それなりにリスクをも認識しているだけ、前よりは気骨のある人たちが多くなっています。」(引用終わり)

 →浜辺氏のこの論に従うと、リスクを課せば気骨のある人たちが多くなり、良い法曹が集まるとのことのようです。そうであるなら、司法試験合格率を低くして負荷を一層かければ、もっと気骨のある人たちが増えるということになるはずです。

 ちなみに、法科大学院関係者の方が『法試験合格率が低いから、法科大学院志願者が減少する。』などといった意見を言われることがあるのですが、この点は、2%程度の旧司法試験受験志願者数が遂に5万人程度になるまで増加し続けたこと、合格率の低い予備試験受験生の人数が増加していることからあてはまらないことは、私のブログはじめ様々なブログでも指摘されている通りです。
 この点については、兵庫県弁護士会のパブコメ(http://www.hyogoben.or.jp/topics/iken/pdf/130509housou.pdf)でも「司法試験合格率が高くないことが法曹志願者減少の主な理由とは思われない。」との意見を発表させて戴いております。

(引用はじめ)
「改革には時間も必要ですし、一時的な混乱もあるでしょうが、そこはお互いの対場を考えながら、いろいろとそれぞれの立場で工夫してやりくりしているのです。「俺はやりくりしないぞ」なんて、言わないでくださいね。」(引用終わり)

→この「やりくりしないぞ」との意味が不明瞭ではありますが、およその予想はつきます。しかし、黒猫さんは、どこにも「俺はやりくりしないぞ」などといった趣旨のことを言われておらず、議論がかみ合っていないと思います。

(引用はじめ)
 「とりあえず、夜遅くに自宅まで電話かけてきた伊藤塾の方、こんなもんでよろしいでしょうか?」(引用終わり)

→浜辺氏は5月21日のfacebookに「今夜、仕事から疲れて帰宅すると、いきなり伊藤塾の人から電話があり」と記載され、最後に「夜遅くに自宅まで電話かけてきた伊藤塾の方」と重ねて記載されておられ、伊藤塾の方の電話がよほど迷惑であったようです。ただ、「伊藤塾の方」は、きっと「こんなもんで」はよろしくないと思いますが、いかがでしょうか。
 

pagetop