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法曹人口問題に関する市民シンポ

2011.08.24

 

 これから全国各地の弁護士会で法曹人口問題に関する市民シンポ等が開催される予定になっています。

 例えば、9月7日午後5時30分から仙台弁護士会館で法曹人口問題に関する勉強会が行われる予定だそうです。
 その他、10月1日は千葉県弁護士会主催のシンポが、10月14日に愛媛県弁護士会主催のシンポが松山全日空ホテルで、11月12日は愛知県弁護士会主催のシンポが、11月15日は京都弁護士会主催のシンポが、11月19日は埼玉県弁護士会主催のシンポが、それぞれ予定されています。その他の弁護士会でも開催されると思います。
 ※なお、いずれも詳細は未定ですので、開催場所、時間等を各弁護士会にご確認戴ければ幸いです。

 兵庫県弁護士会は、既に法曹人口問題についての市民シンポを2回、給費制の市民シンポも2回それぞれ計4回開催したので、今のところ予定されていませんが、いずれ市民に跳ね返ってくる問題ですので、お忙しいとは思いますが、是非お近くの弁護士会に足を運んで戴き、興味を持って戴きたいと思っています。

 各地の弁護士会主催の市民シンポが盛会となることをお祈り申し上げております。

 それにしても、思い返すと、非常に印象的だった法曹人口の市民シンポがありました。それは、3・4年前に京都で行われた法曹人口問題についての市民シンポです。

 何が印象的かというと、何名もの方がパネリストとして裁判の実情や弁護士業務等を語られるのですが、いわゆる「門外漢」の発言ですので、明らかに実情と異なる意見や誤った意見が次々と出されるのです。ところが、そのパネリストの中に弁護士が1人も入っていなかったので、一切軌道修正されることなく、誤った認識や意見や説明がそのまま垂れ流され続けます。

 しかも、市民シンポにつきものの、市民からの質疑応答や市民からの会場発言が一切許されませんでした。

 時間も4時間と大変長くて、その間、間違った議論を聞かされ続けるのですから苦痛で仕方ありませんでした。

 市民不在の市民シンポとはこれいかに・・・?!
 
 「司法試験合格者数を減らすと言うと市民からの理解を得られない」などとあたかも市民目線を装いつつ市民の意見を聞かないという矛盾を乗り越えて、どうしてこのような進行になったのか大変不思議な気がしました。

 最後は、笑うしかありませんでした。
 別の意味で大変興味深く、拝見させていただきました。

 今年の各地の弁護士会主催の市民シンポも皆さん趣向を凝らしておられると思いますが、どのようなシンポが行われるのか、大変楽しみにしています。

 時間の許す限り各地のシンポに参加させて戴きたいと思っています。
 

 

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