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兵庫県弁護士会会員アンケート

2009.11.17

 

 神戸新聞に私達法曹人口問題プロジェクトチームが行った兵庫県弁護士会の会員アンケート結果が報道されました(http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002512260.shtml)。
 
 そのアンケートでは、回答者の9割近くが弁護士の魅力が「今後上がらない」と答え、新たに新人弁護士の採用予定が「ない」と答えた人が8割に上りました。そして、採用予定がないと答えた人の実に7割が給与額に関係なく、すなわち、給料が限りなくゼロに近いことを仮想しても採用する予定が「ない」と答えました。また、仕事量が減少したと回答した人は4割に上り、「人権活動等ボランティア的活動部分が低下する」との懸念を表明した人も8割以上に上っていることが報道されています。

 実は、このアンケート結果については、法曹人口問題プロジェクトチームで、弁護士会のホームページに掲載して一般市民に広く公表することを決めました。
しかし、何故か弁護士会から公表にストップがかかったことから、今後、どうすべきか検討しようとしていた矢先の報道でした。

 公益的性格を持つ弁護士会が、自ら情報公開を行う前に新聞に報道されてしまったのは、アンケートを実施した者として残念に思う部分もあります。
 
 しかし、大きな目で見た場合、これから弁護士を目指そうとする人に対して兵庫県弁護士会から警鐘を鳴らす時期が早まったという点からすれば、むしろマスコミに流して戴いた方に感謝すべきでしょう。
 この情報を流してくださった方は、おそらく我々の行ったアンケートについて大きな意義を見出したからこそマスコミに流して戴いたのだと思います。
 どなたかはわかりませんが、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。

 有難うございました。
 

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